会社ブログの難しさ

なかの

2006年01月07日 22:23

ブログは、情報を発信し、頻繁に更新するのに、技術的にもハードルが低い。
e-mail、webサイトについで第3のIT革命を起こす技術、仕組みといわれるぐらいだ。

ということで、企業もブログを使おうと取り組み始めている。
私の会社でも、クライアントに薦めている。


会社や組織のブログは、以外と難しい。

ブログの良さの一つである自由に記事を書くことから生まれる魅力が
会社や組織の場合、公開する情報の制約や表現によって、魅力が出しにくいようだ。

特に
社長が社員に会社の公式ブログを運営させるのは、非常に難しい

社長は「好きにやればいい」「成果は後からついてくるから気にしなくていい」
というよくわかっている社長もいるが

実際、社員が情報を発信していると
「あれは、表現がこの方がいい」「おれが言いたいのは違うんだ、」「そこまで書くのはまずいんじゃないか」などとなりがちだ。

まかされた社員からすれば、つらい立場になる。したがって続かない、続いても魅力的なブログになりにくい。

ならば、会社のことを一番良く理解し、顧客のことを一番考えている立場の社長が、ブログを書くのが最もよいことになる。
情報発信によるリスクも負うことができるのだから。

ということで、会社による情報発信を経営上、重視するならば、まず社長ないしそれに準ずる経営者がブログを書くというのが第1のお勧めだ。

その後、顧客との接点を重視する、コミュニケーションを重視する経営政策を考えるならば、社員にも取り組みを考えれば良い。

その場合、事前に、何のために、誰に対して、何をブログで実現しようとするのか編集方針を明確にし始めることが大切だ。

社内に、書くことが得意な人財がよいのはもちろんだが
いない場合、あるいはわからない場合は
ネットでのコミュニケーションのプロにアドバイザーとなってもらうことを薦めたい。

予算があるならばアウトソーシングする場合もあるだろうが、できれば社内の人財を掘り起こすのが良いと思う。

それにしても、小さな会社や個人事業主ならば、ブログは経営者自らやるしかない。
やるしかないというのは、実はマイナスではなく、チャンスといえるね。

最後まで読んでくれてありがとう!

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