あなたは幸せですか?
こんな質問を国勢調査で行っている国があるそうです。
ブータン王国です。
この国は、国民総生産よりも
国民総幸福量が重要だ
という基準で国づくりをしているそうです。
モノやお金という物差しは、人の幸せのための一つでしかない
ということ。
伝統や文化、精神的なもの、環境など大切に
現実に政治を行っているそうです
参考に
『「国民総幸福量」の概念はこう説かれている。目的と手段を混同してはいけない。経済成長自体が国家の目標であってはならない。目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。・・・』(「選択」5月号「ブータン発「国民総幸福量」という価値観」より)
どうも今の日本やアメリカ、ヨーロッパの先進国といわれる社会のあり方が
行き詰まり感があります。
企業は栄えても働いている人が精神的に疲れていたり
(自殺者の数が毎年3万人超というのはどうみても変ですよ)
働くことに意義が見出せないのかフリーターが増えたり
人間関係がうまくできない人が増えている気がする
当然、経済は大事だけれど
社会の状況を判断し、施策を考える基準はそれしかないといのは心が貧困ですよね
もっと人間の価値観は多様だと思いますし、多様に暮らせることが大切かと思います
この国民総幸福量という指標は研究する価値おおありだと思うのです。
ところで最初に書いたブータンの国勢調査の問いの回答ですが
あなたは幸せかにたいして 幸せだと答えた人は 97%だそうです
日本だと何パーセントぐらいになるのでしょうね
参考
ブータン王国
「ブータンと国民総幸福量(GNH)に関する東京シンポジウム2005」(結果概要)