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2006年01月01日

改革の目的は?

元日から大げさでなんですが、

昨日から、本棚にあった「上杉鷹山の経営学」(童門冬二著PHP文庫)を読み返していたのです。
心新たに、心に刻もうと想ったことを書きます。


あそらく、今、私たちは新しい社会への変化の途中にいるのだと思うのです。

そんな時に、求められる考える基本となる物差しとして
この江戸時代中期の破産状態の米沢藩を立ち直らせた名藩主は教えてくれています。

アメリカ大統領ジョンFケネディが、尊敬する日本人は?と聞かれ「ウエスギヨウザン」と答えたことで有名なこの人物は
優れた行政リーダーであり経営者でした。

上杉鷹山が藩主となった時(1767年)の藩の状況は、
上杉謙信時代の栄えた時代の組織、意識のままでした。
「入るを計らず、出るを制しない」体質。
主要な家臣たちは「休まず、送れず、仕事せず」
現場の家臣たちはやる気を失くし、領民は他国へ逃げていく
こんな状態でした。

上杉鷹山は、死んだ灰のような米沢藩の家臣、領民の中にある、小さな火種を見つけ育て、広げていったのです。

彼の考えは、
改革を妨げるのは
1 制度の壁
2 物理的壁
3 心(意識)の壁

改革とはこの壁を壊すこと
特に、心の壁(何をいっても、やっても駄目といった)を重視

そしてそのために

1 情報共有
2 討論活発
3 合意重視
4 現場重視
5 愛と信頼の気持ちの回復
を行ったそうです。

その基本となるのが
「経営改革の目的は、領民を富ませるためにある」
つまり
「藩とそこで働く役人は、領民のために働くのだ」
「経営者は、社員を幸せにしなければいけない」
「企業は、社会に役立つ事業をすることが目的だ」
という想いがあったのです。

絶望しそうな状況から、動き出すときに、一部のやる気のある家臣にいったという言葉
「やる気のあるものは、自分の胸に火をつけよ。そして身近な職場でその火を他へ移せ」

この上杉鷹山の言葉を、今の自分に言われているように想います。

今年も、また身の回りの、小さなまち、人、会社に
自分のできる範囲でいいから、この火種を移してまわろう。
上杉鷹山は、まだまだ、奥の深い経営者(行政リーダー)です。

心身障害者の妻へのいたわり、やさしさ
率先垂範
果断な人事
など。

具体的な経済政策として、「全てのモノに付加価値をつけよ」
といった素晴らしい政策を打ち出しました。

是非、ご一読を

最後まで読んでいただきありがとう!


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この記事へのコメント
あけましておめでとうございます

実は私“上杉鷹山”ファンなんです
なんで某局の大河ドラマのテーマにはならないのでしょうか?
Posted by taka at 2006年01月01日 23:09
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    コメント(1)