2005年11月24日
NPOの理事の役割
NPO法人が数多く設立され、市民が公益を担う事業を行うことが、活発になってきました。
一方で、NPOという名の元に、市民や消費者に迷惑をかける団体も存在しています。
私もNPOの理事を引き受けているのですが、
NPOの理事の役割や責任について考えてみました。
NPO法人は、株式会社と同じく認証というという手続きによって、法人格をもった組織です
特定非営利活動促進法(通称NPO法)という法律に基づいて目的や事業内容が合致していれば
成立します。(許可ではありません)
市民が主体の公益を担うことが目的なのですが、割と簡単に設立できます。
ということは
その目的に沿った経営がなされていくようにするために、理事の役割や責任は重いものがあります。
具体的には、理事の役割としてよくあるのは
事務局の作成した事業計画の承認
その進捗のチェックや推進
重要な契約の承認、実施
などですが
現実的に大切なのは
「ひと」「もの」「お金」「情報」という経営資源を調達してきたり、調整したりすることです。
事務局と現場の実施者がやろうとしている事業を、形にしていくために必要な原資をもってくることだと思います。
あるときは、情報を、あるいは営業先を、実現可能な企画を考えたり、つないだり。
NPOが一番困っている「活動資金」の調達ができるようにすることが理事の、今求められている仕事だと思います。
「理事」という肩書きだけではすまない、というか「すませてほしくない」というのが現実です。
なお
静岡県のNPOの活動の様子を知りたい場合は、「しずおかNPOの森」をご覧ください
Posted by なかの at 18:57│Comments(0)
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