組織人から仕事人(しごとじん)へ

なかの

2006年01月23日 22:33

人が仕事をしていく上で、組織との関わりは、避けて通れない。

組織は、本来は、働く人、消費者(顧客)、地域社会の為に目的を達成するために人が作ったもの(手段)だ。
しかし
いつのまにか、逆転してしまう。組織を維持するために、働く人や消費者は存在するかのような意識になってしまう傾向がある。

経営者ですら、組織維持、拡大に神経を使ってしまいがちだ。

この現状を変えるためには、
誰もが
意識を「組織人」から「仕事人」(しごとじんと読みます。)に変えていくことを提案したい。

仕事そのものに目的や意義ややりがいを求めず、組織の中で上手く立ち回ることに重点をおいて働く人を「組織人」と言う。

しかし、仕事にやりがいを求める人、職人肌の人には、これは正直しんどい。やる気が起こらない。
優秀な人ほど会社を辞める。

これからは、個人の力を、引き出す、伸ばし、発揮する会社にならないと
やっていけなくなると思う。

組織人ばかりでは、結果として組織も、働く人のパワーが衰えれば、継続できなくなる。

時代の大きな変化だと思っている。


組織のあり方を考える立場の経営者や管理者は
もう一度、私たちの組織の使命や目的を思い出し、見つめ直す時期だと思う。

働く人が、やりがいをもてるような、「使命」「目的」「目指すこと」を
お題目でもなく、建前でもなく、本気だよ、と言わないといけない時期だと思う。

意識すべきこては、会社の規模よりも、中身が大事です。

売上よりも「利益」。そして「利益の源泉」は、素敵な「価値の提供」。

顧客へ提供する「価値」の創造に時間、能力、費用を投入しないといけないと思う。

今回は、経営者、管理者へ向けた内容になっています。
でも「仕事人」は、働く個人、全般のことです。
関連記事