商店街は再生するか

なかの

2009年01月12日 15:13



写真は東京の神楽坂

昨日は、経済産業省の中小企業を支援する施策についての勉強会(中小企業診断士の)

経済産業省は、中小企業を支援する施策として
経営革新、新連携、地域資源活用、農商工連携
商店街、小規模企業支援、事業承継、下請け適正取引の推進、資金調達の円滑化
企業再生といったテーマが重点施策としている

商店街への支援も地域コミュニティを担う商店街として支援策がある

高齢化社会が進む中で、徒歩でいける地域の生活支援事業のある商店街の必要性は高まっていく

ただ現場では中々商店街の再生は難しいのが現状であるのもわかっている

課題としては
1 生活支援機能を担う商店が減っている
2 商店主自身が高齢化し事業意欲も減退している
3 商店街の組織である商店会の構成員の中で共通の目標が作りにくくなっている
4 車で移動する消費者行動に対応が未だに不十分
5 品揃えなどワンストップショッピングを求める消費者ニーズに応えきれない
6 周辺の住民と商店のつながりが弱く、コミュニティ機能を果たしていない
7 事業意欲が減退し、後継者も少なくなる中で、店舗改装、共同駐車場、アーケードなど再投資する意欲が低い
などがあげられる

一方で

高齢化する住民のニーズは、大型ショッピングセンターだけでは受け止めきれないと考えられる
歩いていけるところで、買物ができる、コミュニケーションができるところが必要
生活を支えるサービス(食、修理、医療、介護など)が求められる

課題解決にむけて
1 商店会の使命、目的、目標、あり方、運営方法などの見直しと変革
企業は、環境変化に対応するのです、できなければ消えていきます。商店街も同じです

2 前向きにがんばる商店主を支援する風土づくり

3 「この指とまれ」方式で、プロジェクト型の取り組みを始める

4 行政などの支援策を積極的に活用する

5 商工会議所、商工会など中間支援サービスを積極的に活用する

がんばる企業、商店には応援があります

前向きに行動できる場作り、雰囲気づくりが急務だと思います 
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