これからの働き方

なかの

2006年01月14日 22:33

私の尊敬する田坂広志さんの「これから働き方はどう変わるか」(ダイヤモンド社発行)という本の序章に、私の大好きなお話があります。それをご紹介しますね。

旅人が、ある町を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、二人の石切職人が働いていました。

その仕事に興味を持った旅人は、
一人の石切り職人に聞きました。

あなたは何をしているのですか。

その問いに対して、石切り職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、ぶっきらぼうに答えました。

このいまいましい石を切るために、
悪戦苦闘しているのさ。

そこで、旅人はもう一人の石切り職人に
同じことを聞きました。
するとその石切り職人は、
表情を輝かせ、生き生きとした声で、こう答えたのです。

ええ、いま、私は、
多くの人の心の安らぎの場となる
素晴らしい教会を造っているのです。

どのような仕事をしているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのではありません。

その仕事の彼方に、何を見つめているのか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのです。


こんな想いで仕事したいですね。
私は、経営者も、事業者も、サラリーマンも、主婦も、すべての人が社会起業家となる時代が近づいていると考えています。

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