商品開発の話 第3回
いくつか、商品開発をテーマに書いていますが
気づいているとは思いますが、「
形ある商品」ばかりではなく
形の無い
サービスでも、
実はまちづくりでも同じことがいえます。
「消費者参画型の商品開発」の話です。
さて、
開発プロセスを公開することで価値を高める方法について紹介をしました。
もう一つ、
消費者参画型の開発もお勧めです。
消費者の力を引き出し、企業と消費者の新しい関係作りにつながります。
試作品のモニタリングだけといった部分的な関わりではなく
もっと気持ちを込めて、自分事として捉えてもらうことで
完成後、口コミの元、情報発信の元、ひいては「うちの会社のファン」になってもらえたらいいですね。
ところが
企業は、消費者を単に買ってくれればいいという対象としてしか見ていないことが多かったのです。
が、現在は、そのような認識では、うまくいかない場合が多いのです。
消費者は、購買能力(選択と決定)が高くなっているのです。
そうした人は、認識を改めた方がいいですよ。
さて
それに近い事例が身近にあります。
これは、消費者と企業が協働して
、「私たちのまちの自慢をつくろう!」と取り組んでいる
事業です。
いわた逸品の会(参画者117名)と地元の酒造店、酒屋、お茶生産者が
現在、開発中の「
いわたの新茶リキュール」がそれです。
昨年、開始されたこのプロジェクトの様子は、webサイトで紹介されていますので
是非、ご覧ください。
今年の5月完成に向けて、研究、勉強会、試作、試飲を消費者参画(ある意味では主体で)
重ねています。
完成後、さらにステップアップが必要となります。
しかし、この商品は、117名のメンバーにとって、自分も関わって作った商品として
自慢できるものになると思います。
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