食料の確保と環境保全

なかの

2008年12月31日 10:00

朝、イギリスの農政のリポートをテレビでみた


60年前食料自給率30%(カロリーベース)だったイギリスが
今は自給率70%になっている

自給率40%の日本がどう考え取り組むべきか
考えさせられた


イギリスの農業は
1 大規模化
2 農家への補助金の直接払い
3 農業の意義を環境保全にもあるとして環境保全の補助金

によって持続可能な農家経営の仕組みを作っているそうだ

日本と比較して
関税による高価格政策(消費者負担)の比率が低く、補助金によるサポートがあついのが特長
(平均的な農家の収入に占める補助金の割合は農業補助金63%、環境補助金が12%)

背景は農業は、安全な食料の確保と環境保全の役割を担うというコンセプトが明確にある
但し
小規模農家の経営が厳しいのは変わらないようだ

100ヘクタール以上の大規模農家は数では14%、生産量は70%

小規模農家は生産量が基準の補助金も少なく経営は厳しく、兼業が現実のようだ

日本も大規模化が農政のテーマだが
静岡県は効率的な生産ができる耕地は少なく
中規模になりがち
また小規模、中山間地農業も多い

なんとかしないといけないのだけは明らかなのだが
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