2007年09月24日
行き過ぎた競争社会
先日、元学校の先生のお話を聞く機会があった。
小学校・中学校の先生から校長先生までされた方です。
40年近くの教育の現場から感じた子どもたちとその親の変化のお話は
興味深かった。
30年前40年前は、問題を起こす子は、子供同士の喧嘩や強いものへの反抗
というものだったのに対し
昭和から平成に入るあたりから
弱いものに攻撃が向くようになっていったということだそうです
私の仕事に関連して、考えてみたのですが
昭和から平成にかけては
バブル経済からその崩壊
拡大する右肩上がりの経済から縮小、右肩下がりの経済への転換期
企業経営も時代に対応していかなくてはいけないのですが
そう簡単ではなく
競争社会の中で
生き残るにはと考えるのは
競争相手の弱いところを突く
弱い競争相手をつぶす
ということにもなります
なんとなく
みんな
競争だから
生き残るためだから
弱いものが消えていくのは仕方ない
こんな親の心理、社会の心理が
子どもたちにも移っているのかもしれません
さて
やはり、ビジネスも変わっていかねばならないようです
経済性、生産性、効率、拡大志向だけが正解という物差しから
目的志向、理念優先で、地域の課題解決を非効率かもしれないが消費者視点で
ニーズやウォンツ対応で
地域の資産を活かした小さいけれど
個性的で、新しい顧客を創る方向で
薄利多売より、高品質高付加価値、高粗利益で
今のこの閉塞感の突破口は
小さいもの、弱いものから
考えると見えてくると思うのです
Posted by なかの at 18:57│Comments(0)