地域ビジネス応援！経営コンサルタントの話

テレビのニュースは、基本的に良い話は少ないので、定期的にはあまり見ないようにしている。
気持ちが沈むので。

今日は、珍しく朝、テレビでニュースを見た。姉歯元建築士のインタビューやら証人喚問やらやっていた。
感じたのは、
悪いとは思っていたが、仕事が欲しくてやってしまった。という言葉の中から、きっと彼は、そのとき悩んだろうけれど「悪魔のささやき」が聞こえたんだろうなあと。

ここでいう悪魔は「もっと仕事がきそうだ」「断ると仕事が来なくなる」

こういう時ってあるよね。法律違反するかしないかなんて選択の場面はあまりないけど。

自分にもないわけじゃあないな。
ということは、姉歯さんの問題は、他人事ではなく自分事でもあるね。

もう一つ、彼のいう仕事ってなんだろう。仕事が無くなると困ると聞くと、そりゃ困るよ
でもほんとに困る？
実はもっとぜいたくをするとか、立派な家や車をもつ生活を維持するためにだったりして。

どうも「お金があれば幸せになれる」という幻想に惑わされ、悪魔のささやきが聞こえてくるんじゃないかな。
どんな生き方、ライフスタイルをするのか、仕事に対する価値観がとわれている気がする。

とすると、「悪魔」は自分の中にいる？

もう一つおまけ
彼らが悪いのは当然としても
消費者の「安い」ものほど良いや安くないと買わないという生活の中の価値観も元にあるような。
そりゃ必要なものならばより安く買いたいよ
でも必要かどうか、とか何に価値とするか、判断する自分の物差しをもたないといけないなあ。

より安くを求める消費者とコストダウンしてより安くを競争するメーカーや流通。その中で厳しい仕事で悩み、落ち込んでいく小さな会社やお店。

この悪魔の循環から抜け出さなきゃね。