2007年01月03日
希望格差社会
希望格差社会(山田昌弘著 筑摩書房)という本を読んでいる。
著者はパラサイトシングルという言葉を創り、現代の家庭社会を研究解明した人でもある。
現代の日本は、職業、家庭、教育全てが不安定化し
リスク化、二極化し
「勝ち組」と「負け組」の格差が否応なく拡大する中で
「努力は報われない」と感じた人から「希望」が消滅していっている。
将来に希望の持てる人と将来に絶望している人の分裂
これが現代日本であり希望格差社会であるという。
読んで暗くなるような内容であるが
現実を鋭くついている。
よりよくしようと考えるならば、こうした厳しい現実を知り、見つめることが
大切だということを改めて突きつけられる本だ。
さてどうする?
読みながら感じたことの一つは
今の日本社会の中で、「弱い」立場の人々は
(相対的に)
通常いわれるような子供や老人ではなく
将来に希望の持ちにくい若者や能力主義やリストラの不安にさらされる組織人
ではないかと確信してきた。
Posted by なかの at 00:51│Comments(0)
│■想い
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フリーターの就職支援に「能力証明書」を発行するという今日の記事より。
(引用記事は、下部に掲載)
首相が安倍首相に代わり、その政策の一つとして格差社会の是正が挙げられて...
(引用記事は、下部に掲載)
首相が安倍首相に代わり、その政策の一つとして格差社会の是正が挙げられて...
フリーター就職支援に「能力証明書」…政府が格差対策 【総合情報ニュース徒然草】at 2007年02月15日 17:22
ちわー もっちです。いつもアクセス本当にありがとうございます今日はお取り寄せの話題から離れて、ちょっと小難しい経済の話をしたいとおもいまふ。神戸新聞からの引用です。http://ww...
ますます広がる「格差社会」で生き残るために!【お取り寄せ情報局「もっちの部屋」】at 2007年03月07日 13:10