2006年04月05日
神経質な時代
経営コンサルタントの中野です。
「食」がこれからのビジネスの基本テーマかなと、考えているので
「食」についての情報が何かと気にかかります。
本年5月から、厚生労働省が
基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する、
「ポジティブリスト制度」に移行されるそうです。
何かと食に関して不安を感じさせるような事柄が多く
それに対応するための一つだと思うのですが
何につけても感じるのは
消費者、行政、生産者みんな、神経質過ぎないかということ。
100%の安全なんてこの世にはありえないと思うのだけれど
それに向かって、みんな過敏になりすぎな気がします。
行政は、自らの仕事を増やし続けるという組織の性質からか、何か事件があれば
法律や規格づくりをするし
ほとんどの消費者は、まあ大丈夫だよと生産者を信頼していると思うのだが、
アンケートや意見を聞かれれば、不安だというのでないかと思うし。
生産者は、規格にあわせなければいけないと、
丁寧に作っていこうと思えば思うほど、袋小路に入ってしまう危険がある。
高い安全性は、もちろん大切だけれど
それ以上に、「信頼」の上に成り立つ安心感を作っていこうとする方向に
みんなの気持ちが向かうことが、今大切なのではないかと
思います。
「食」がこれからのビジネスの基本テーマかなと、考えているので
「食」についての情報が何かと気にかかります。
本年5月から、厚生労働省が
基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する、
「ポジティブリスト制度」に移行されるそうです。
何かと食に関して不安を感じさせるような事柄が多く
それに対応するための一つだと思うのですが
何につけても感じるのは
消費者、行政、生産者みんな、神経質過ぎないかということ。
100%の安全なんてこの世にはありえないと思うのだけれど
それに向かって、みんな過敏になりすぎな気がします。
行政は、自らの仕事を増やし続けるという組織の性質からか、何か事件があれば
法律や規格づくりをするし
ほとんどの消費者は、まあ大丈夫だよと生産者を信頼していると思うのだが、
アンケートや意見を聞かれれば、不安だというのでないかと思うし。
生産者は、規格にあわせなければいけないと、
丁寧に作っていこうと思えば思うほど、袋小路に入ってしまう危険がある。
高い安全性は、もちろん大切だけれど
それ以上に、「信頼」の上に成り立つ安心感を作っていこうとする方向に
みんなの気持ちが向かうことが、今大切なのではないかと
思います。
Posted by なかの at 15:25│Comments(3)
│■想い
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現在、農作物に農薬を使用する場合、一定の基準があります。そしてそれを的確に使用している証明として栽培履歴(トレイサビリティ)の記入、提出が義務付けられています。18年5月29日よ...
農薬について【横井メロン農園】at 2006年04月05日 22:54
この記事へのコメント
ポジティブリストによってこれからどう変わるのか、変わらないのか、予想がつきません。
ただ、どんな形であれ話題になったり、注目されることは悪いことばかりではないのかな、なんて考えるようになってきました。
私もちょっと前に記事を書きました。大した記事ではないんですがTBしてもいいでしょうか。
ただ、どんな形であれ話題になったり、注目されることは悪いことばかりではないのかな、なんて考えるようになってきました。
私もちょっと前に記事を書きました。大した記事ではないんですがTBしてもいいでしょうか。
Posted by yokoi at 2006年04月05日 22:49
「ポジティブリスト」
これは、農産物を販売する人にとっては
ものすごーく、気をつけなくてはならないことになっています。良心市などで野菜を販売する おばあちゃん達や、直売所で販売をする人たちも、みんなで気をつけなくてはならないことなのです!
例えば、農薬散布のとき、隣の畑で栽培している野菜に風に乗って農薬が飛散してしまったとき・・・その農薬が、隣の畑で栽培している野菜に登録がとれていなかったりしたら、これは使ってはいけない農薬がかかってしまったと言うことになり、その野菜は売ることが出来なくなってしまうのです・・・。
ちょっとややこしかったでしょうか?
上手くかけなくてごめんなさい。
とにかく、みんなで気をつけなくてはならないのです。
私達は、トラブルにならないためにも、しっかり勉強をして理解をしたうえで農作物を栽培しましょう。散布の記録も忘れずに。
もちろん、希釈の量なども間違えないように♪
安心・安全を考えれば、考えるほど
規格に忠実にしようと思えば思うほど
首をしめられるように、厳しくなってきてどうやって栽培すればいいの?と考えてしまうこともあります。
本当の安心・安全ってなんでしょうね。
本当はどんなことが求められているのでしょう・・・?
生活者の皆さんは、どのようにお考えなのでしょうか?
栽培する側・消費する側、もっと近づいていろんなお話ができたらいいな~。
これは、農産物を販売する人にとっては
ものすごーく、気をつけなくてはならないことになっています。良心市などで野菜を販売する おばあちゃん達や、直売所で販売をする人たちも、みんなで気をつけなくてはならないことなのです!
例えば、農薬散布のとき、隣の畑で栽培している野菜に風に乗って農薬が飛散してしまったとき・・・その農薬が、隣の畑で栽培している野菜に登録がとれていなかったりしたら、これは使ってはいけない農薬がかかってしまったと言うことになり、その野菜は売ることが出来なくなってしまうのです・・・。
ちょっとややこしかったでしょうか?
上手くかけなくてごめんなさい。
とにかく、みんなで気をつけなくてはならないのです。
私達は、トラブルにならないためにも、しっかり勉強をして理解をしたうえで農作物を栽培しましょう。散布の記録も忘れずに。
もちろん、希釈の量なども間違えないように♪
安心・安全を考えれば、考えるほど
規格に忠実にしようと思えば思うほど
首をしめられるように、厳しくなってきてどうやって栽培すればいいの?と考えてしまうこともあります。
本当の安心・安全ってなんでしょうね。
本当はどんなことが求められているのでしょう・・・?
生活者の皆さんは、どのようにお考えなのでしょうか?
栽培する側・消費する側、もっと近づいていろんなお話ができたらいいな~。
Posted by 野菜のソムリエ at 2006年04月05日 22:50
yokoiさん、 野菜のソムリエさん
私は、農業の現場に携わっているわけではないのですが
仕事上、農業、食に大きな関心を持っています。
そうした中で、最近の法律や規格による規制強化は、確実に生産者の方々に大きな影響を与えていくと思います。
こうした機会を、ピンチとだけ考えず、チャンスととらえる気持ちが大事だと思います。
生活者とのつながりは大事ですね。
私もレストランから消費者と生産者の交流の場作りの企画を頼まれています。
やりますから是非来てくださいね。
yokoiさんの直売所にも行きますね。
私は、農業の現場に携わっているわけではないのですが
仕事上、農業、食に大きな関心を持っています。
そうした中で、最近の法律や規格による規制強化は、確実に生産者の方々に大きな影響を与えていくと思います。
こうした機会を、ピンチとだけ考えず、チャンスととらえる気持ちが大事だと思います。
生活者とのつながりは大事ですね。
私もレストランから消費者と生産者の交流の場作りの企画を頼まれています。
やりますから是非来てくださいね。
yokoiさんの直売所にも行きますね。
Posted by なかの at 2006年04月06日 15:04