2007年10月25日
安心にかけるコスト
消費者が、安全で安心できる食材に、払ってもいいかなという価格
通常よりもどれだけ高い価格を払うつもりがあるか
という調査がありました。(日経産業地域研究所の調査)
食の安全、安心に関する調査
それによると
安全性が証明されている自然のままに近い食材に払ってもいい価格(どれくらい高くても許容するか)
10-20%割高 68.5%
30-50%割高 17.4%
2005年の調査の時の2倍だそうです
「食」に不安を感させるニュースが多いので
高くても安心できるものを買おう
という消費者が増えているのでしょうね
しかしながら
実際に買い物行動として、80%の人が、高い野菜を買うかというと疑問ですね
また
農家の方に聞くと
無農薬、無化学肥料で生産しようとすると
一般的には
収穫量 半分 手間2倍 という感じだそうです
現在、
農薬は決められたものを、決められた量で
できるだけ少なく
という農家がほとんどです
もう一つ気にかかるのは
支払う金額のことは、多少高くても自然に近いものを
という消費者の心理はわかりましたが
自然に近いものを、ということは
見た目も気にしないか、ということもあります
農薬による消毒などを減らすと
キャベツは虫がついたり、きゅうりは曲がったり(当たり前ですが)
します
農家の現場を見ていると
手間をかけ、コストをかけ、見た目のきれいなものを
作っています
それでないと、市場では(特に東京などの都市部)買ってくれないからです
消費者の知識と意識を高めることも一方で大切なことだと思うのです
Posted by なかの at 12:16│Comments(0)
│感性を活かす経営